骨粗鬆症

骨粗鬆症とは?

骨粗鬆症とは、一言でいえば骨が弱くなる病気です。骨量が減少し、骨に小さな穴が空いたような状態になります。

骨粗鬆症は妊娠中になりやすいの?

 

骨も皮膚と同じように古い部分は壊され、常に新しい骨が作られるということが繰り返されていますが、骨の代謝が何らかの原因によっておかしくなると骨量の減少が起こります。

 

特に閉経後の女性に多く見られます。骨芽細胞の活動を高める作用のある女性ホルモンのエストロゲンが、閉経により急激に減少するからです。

 

男性の場合は男性ホルモンのテストステロンをエストロゲンに変換しているため、女性のように急激な減少は見られません。

 

男性の方がもともとの骨量が高いというのも、男性の骨粗鬆症患者が少ない理由です。

 

また、男女を問わず65歳以上の高齢者に見られる老人性骨粗鬆症も多く、閉経後骨粗鬆症と合わせて全体の約9割を占めています。

 

日本国内では患者が増加傾向にあります。初期段階では自覚症状が少ないため、骨折により気づくケースも珍しくなく、未受診者を含めると推定で1100万人以上の患者が存在すると考えられています。

 

60代女性では3人に1人、70代女性では2人に1人が患者であるともいわれています。大腿骨や股関節の骨折は寝たきりにつながることも多く、介護の問題なども大きく関わってきます。

 

妊婦と骨粗鬆症の関係性


妊娠中は摂取したカルシウムは胎児へと優先的に蓄積されるため、母体の骨量は減少する傾向にあります。

 

ですが、妊娠中は女性ホルモンのエストロゲンや活性化ビタミンDなどの上昇により、腸からのカルシウム吸収が増えているため、極端な減少が起こることはほとんどありません。

 

一昔前は妊娠中には多めのカルシウムをとるようにとの指導もありましたが、現代では通常と同じ摂取量で構わないとされています。

 

ただ、現代人の食生活はカルシウムの摂取量が目標に達していませんから、妊娠中はカルシウムを意識した食事にするのがよいでしょう。

 

妊娠中は特に安静にしなければならない場合をのぞき、適度に運動をすることがよいとされていますが、毎日の散歩を日課にするのがオススメです。

 

自然と日差しを浴びることにより体内でビタミンDが合成されます。ビタミンDはカルシウムの吸収を助ける成分です。散歩により気分がリフレッシュできるというのも、妊娠中には大きなメリットとなるでしょう。

 

授乳期にも母体の骨量は減少しますが、ホルモンの影響で腸管からのカルシウム吸収量が増えており、大きな問題はありません。

 

授乳終了後約半年で、減少した骨量も妊娠前の状態に回復します。


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